2024.8.10

新紙幣に対応している場所・してない場所はどこ?新紙幣導入による生活の変化や注意点

こんにちは!高橋建築です!

2024年7月3日にお札のデザインが一新されました。

20年ぶりの新紙幣発行により、店舗の対応や国民の生活に多岐にわたる変化が生じています。

この記事では、新紙幣に対応している場所、対応していない場所、さらに新紙幣の導入に伴う生活の変化について詳しく解説します!

また、新紙幣の使用時に注意すべき点もご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。

新紙幣に対応している場所・していない場所

街を歩いていると「新500円玉使用不可」といった注意書きを、いまだに見かけることがあります。

新500円玉が発行されたのは2021年。

3年が経過した今も未対応の店舗や自動販売機などが存在することから、新紙幣も使用できる場所・できない場所があると考えられます。

2024年8月現在、有人のレジは大半が新紙幣に対応しているようです。

レジスターが新紙幣に未対応の場合でも、スタッフが手作業で会計をするなど、新紙幣の受け入れ体制を整えています。

また大きな店舗であれば、ほとんどのセルフレジやパーキングの精算機などの機械にも、新紙幣を使用できます。

街中のATMもほぼ問題ないようです。

一方で個人経営の店舗の券売機や自動販売機、パチンコ店などは新紙幣対応の機器の導入に遅れが見られます。

新紙幣に対応できる機器の導入には、1台につき数十万円ほどの多額な費用が必要になり、国の支援なども用意されていないことが原因の1つです。

新紙幣発行後も旧札は使用可能

新紙幣が発行された後も、旧札の使用は可能です。

ATMやセルフレジなどの機械にも、問題なく使えます。

また、紙幣には基本的に使用期限が設けられていないため、旧札を慌てて両替する必要はありません。

それどころか新紙幣に対応していない店舗や機器もまだ多いため、旧紙幣を完全に手放すのは避けた方が良いでしょう。

参考:
日本銀行 Bank of Japan「その他有効な銀行券・貨幣 :

2世代前の旧札は使用できない場所もある

野口英世、樋口一葉、裏面に鳳凰象の描かれた福沢諭吉などの1つ前の旧札であれば、大半の店舗や機械で引き続き使用できます。

しかしそれより古い世代のお札に関しては、使用が制限されているところもあるため注意が必要です。

とくに新紙幣に完全対応しているATMやセルフレジなどは、2世代前のお札を使用できないケースがあります。

引用:

旧紙幣は、流通紙幣であればお買い物のお支払いでご利用可能ですが、

2024年6月20日以降、お会計セルフレジ・セルフレジ・釣銭機では、昭和59年発行の紙幣(2世代前)がご利用できません。

【対象金種】

1万円札:福沢 諭吉(裏にキジ2羽が印刷された物)

5千円札:新渡戸 稲造

1千円札:夏目 漱石

引用元:
セブン-イレブン「よくある質問」

旧紙幣を新紙幣に交換できる場所

使用できない旧紙幣を持っている場合や、新紙幣を入手したい場合は金融機関の窓口やATMなどで両替が可能です。

新紙幣への両替は、通常の両替と同じ扱いになることが大半のため、窓口や金融機関によっては手数料が発生します。

また、多額の両替をする場合は運転免許証や保険証など、本人確認書類の提示が求められるケースもあります。

両替を行う前に、利用予定の金融機関のホームページで具体的な情報を確認し、準備を整えてから窓口を訪れたほうが良いでしょう。

参考:
財務省「よくあるご質問」

新紙幣による生活の変化とは?

新紙幣に切り替わることで、一般の人々の生活にも変化が生じます。

たとえば、新紙幣対応の機器は高価であることから、現金の取り扱い自体をやめる店舗が増えるかもしれません。

これにより、キャッシュレス決済を用いていない方は、買い物できる店舗が限定される可能性があります。

また新紙幣対応の機械の導入費用を捻出できず、閉店を余儀なくされる店舗も少なくありません。

特にパチンコ店やスロット店などはその傾向にあり、人々の娯楽の場が減少することが考えられます。

このように新紙幣の導入は、店舗だけでなく消費者にも負担を増やすことが予想されます。

新紙幣使用に関する注意点

新紙幣の導入に伴い、私たちの生活には様々な変化が訪れます。

その中で特に注意すべきいくつかのポイントがあります。

●嘘の情報に惑わされない

新紙幣の導入に関する情報は数多く存在しますが、その中には誤った情報も含まれていることがあります。

例えば、「新紙幣はタンス貯金を引き出すための施策」という内容がSNSで拡散されたことがありますが、この情報は事実ではありません。

新紙幣の発行は、偽造への抵抗力を高めるのが目的であり、国民の資産を把握するために導入が決められたわけではないためです。

今後も新紙幣に関するさまざまな憶測が飛び交うことが予想されますが、誤情報に惑わされず、信頼できる情報源からの正確な内容をもとに行動することが大切です。

新紙幣にまつわる詐欺被害に遭う可能性を考慮する

新紙幣の導入が、詐欺に利用されることも考えられます。

「旧紙幣が使えなくなるので回収する」「両替には費用がかかるが、うちなら無料で対応できる」などの口実で、旧紙幣を回収しようとする悪徳業者も現れるかもしれません。

とくに現金支払いがメインとなるご高齢の方は、ターゲットにされやすいため注意が必要です。

また、多くの人が新紙幣に見慣れていないことから、偽札の蔓延化も危惧されます。

新紙幣に違和感を覚えたら、国立印刷局が発表する以下の偽札防止技術を確認してみてください。

新しい日本銀行券特設サイト|新しい一万円札について
新しい日本銀行券特設サイト|新しい五千円札について
新しい日本銀行券特設サイト|新しい千円札について

上記で紹介している技術が反映されていない紙幣は、偽札の可能性があります。

見慣れない新紙幣に店員が困惑する可能性

スタッフや店員が新紙幣を見慣れておらず、支払い時にトラブルが生じる可能性もあります。

おつりの金額を間違えたり、お札を偽札と疑われたりする可能性を考慮し、新紙幣を使用する際は注意したほうが良いでしょう。

また、新紙幣での支払いがスムーズにいかない場合に備え、旧札やキャッシュレス決済なども常に用意しておいたほうが安心です。

新紙幣による生活の変化を把握しておこう!

新紙幣の導入に対応が間に合わず、支払いに使用できない店舗もまだ多くあります。

また、店舗によってはキャッシュレス決済をメインの支払い方法として切り替えたり、閉店を選択したりするところもあるようです。

新紙幣の導入に関する対応は店舗ごとに異なり、それによって人々の生活にも変化が生じます。

20年ぶりの新紙幣導入による変化を受け入れ、対応する方法を身につけておきましょう。

今後も長くお世話になる今の新紙幣と、上手に関わっていけたら良いですね。

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